驚異的クオリティで迫るRG 最新作ガンダム試作1号機 ゼフィランサス!

08.02.2013 · Category レビュー

 

 いよいよRG 最新作「1/144 RX-78GP01 ガンダム試作1号機 ゼフィランサス」が発売された。

 1/144では3作目となる立体化。OVA展開と同時に発売された初代は設定を重んじた形状で立体化され。続く2作目はHGUCシリーズの中でも屈指の出来と評価されるMG譲りの素晴らしいプロポーションを持っていた。そして本作、果たして最新作となるRGはどのようなGP01となったのだろう?

 今回も他のRGの開発と同じく、参考用の線画設定が描き起こされた。これによって製品のコンセプトを明確にする他、企画、設計といった開発スタッフ間の意識共有を深めるのだ。

 コンセプトデザインはマスターファイルシリーズや『月刊ガンダムエース』で活躍するイラストレーター瀧川虚至(たきがわきょし)氏が担当。元の設定画を描いた河森正治氏の描く有機的で流れるようなラインをプラモデルとして取り込むこと。そして、脚部のラインは今までの立体とは異なるグラマラスな印象となるGP01を目標にしたとのこと。キットを見ると腕もガンダムタイプとしては非常に柔らかいアウトラインで構成されているのがわかる。

■大き過ぎない肩ブロック、小さ過ぎない手首などなど非常にバランスの良い印象だ

■前方に大きく貼りだした胸部の形状も破綻することなく無く収まっている

■ディテールの密度感は背面でも徹底している

 頭部は14パーツで構成されている。ブレードアンテナは先端部分までシャープなエッジで再現。少しキツめなフェイスが印象的だ。カメラ部分はクリアパーツで再現されている。目の表現は3種類のホイルシールが用意されている。

■シャープな造形できりっとした顔に仕上がっている

■リアリスティックデカールは用途に応じて3種類が付属する。製作や仕上げの用途に合ったシールを好みで使うと良いだろう

■コックピットハッチが開閉する他、なんとコア・ファイターのキャノピーまで開閉させることまで出来るのだ。ハッチは1/144にもかかわらずピッタリと閉める事が出来るのも嬉しい。なお、付属するコウ・ウラキは、フルバーニアンとは別の物となっている。こんなところにもこだわりが!

 GP01ではコア・ファイターのカバーとなるAパーツだが、しっかりと肩の関節が用意され、可動範囲も広く内部が自由に使えないと言うGP01独自のハンディを感じさせない優れた設計になっている。両肩基部にあるセンサーにはクリアパーツを使用。

 MS時とコア・ファイター時では大きく形状が異なる胸のダクトは、前後左右差し替えで形状違いを再現している。こういう箇所をおざなりにしていないのは素晴らしい。

 それにしても中にコア・ファイターが収納されているとは信じられないサイズでバックパックの形状を成立させているのが凄い。メリハリの有るメカディテール。ちらりと見えるインテークやノズル部分など、直線的なデザインの中にも柔らかいアールで表現された絶妙なアウトラインにも注目してほしい。

■特徴的な左右非対称のディテールも再現。シャープなブレードアンテナにもこだわりを感じさせる

■コア・ファイターの合体変形とRGならではのプロポーションやディテール再現が見事に昇華されている

■コア・ファイターのエンジンノズルをメインスラスターとするGP01。デザイナーである河森正治氏が「航空機(コア・ファイター)の高出力なメインスラスターをMS時に使わないのは勿体無い」という設定感から採用されたデザインだ

■コア・ファイターIIはすっぽりと覆われるかたちに収まる。メンテナンスハッチのようにも見えるパネル展開ギミックが非常に格好いい

■コア・ファイターのエンジン部分もバックパックにすっぽりと収まる

 脚部のラインはOVA製作時に描き起こされたオリジナルデザインのラインを感じさせる。太股から足首までのラインが力強く造形され、足首に向かって膨らんでいくGP01特有のメリハリの有るアウトラインだ。また、フンドシブロック中央は左右幅が広く力強い大きさで再現され、股関節という実在したら非常に力のかかる部分であることが強調されている。

 フロント・スカートも、短めに設定されたGP01独特の大きさをバランスよく再現。腿や膝は、可動に応じて前後の装甲がスライドしたり二重関節となっているなど、いずれもRGではおなじみの仕様が今回も採用されている。なお、脚部や腕部のフレームはRGガンダムMK-IIと同じタイプだ。

■幅があり力強い印象を作りだしている股間の中央ブロック

■スリッパも赤い下部部分が太く力強いデザインとなり、HGUCとは一線を画す形状で再現されている。ここは本キットのデザインの最大の特徴とも言っても過言ではないだろう

■ふくらはぎや足首のアウトラインのメリハリにご注目

■ビームライフルはエネルギーパックが取り外し可能なほか、スコープとグリップがそれぞれ可動する

■両手で構えやすいように、グリップの位置は調整されている。また、付属する武器類はフルバーニアンと共通なので、ジュッテソードも再現できる

 装備類で面白いのが、手首とシールドのアームと一体成型された持ち手が用意されていること。このパーツを使えばシールドを全面につきだした形で、シールドを構えることができるのだ。なお、ビーム・サーベルは、従来のRGと同様に、手に保持させるものには、掌に接続するためのピン付きのものが用意されているので、可動指に握らせても保持力が確保されている。

■シールドは上下スライドが実現されていて、フルサイズからハーフサイズへのスムース変形が可能だ。シールドの内面には構造材がディテール表現されている他、エネルギーパックを装着することも出来る

■Aパーツとコア・ファイターの接続は2本のピンで行う。コア・ファイターのエンジン部分が完全にバックパックで覆われるので、ホールド感は抜群だ。コア・ファイターの変形も、MS時の合体もシンプルな構造で無理なく楽しめるのもポイントが高い

■1/144で完全変形を可能としたコア・ファイターII。キャノピーはクリアパーツ製で開閉可能。着陸脚も差し込み式で用意されている

■主翼の展開や折りたたみも完璧で、完全にGP01の中に収納される

 可変機構を持つコア・ファイターやGP01本体と一件組み立てるのが大変そうに思えるが、パーツを抑えた設計と組み立て易さを追求したパーツ構成になっている。色分けも完璧だ。目(ツインカメラ)にシールを貼るだけでほぼ完璧なGP01を手にすることができる。

 GP01は1/144、1/100、1/60と過去にも多くプラモデル化され、それぞれ個性的・挑戦的な内容が話題となりファンからも評価されるキットが多い。そんな中発売される「RG 1/144 RX-78GP01 ガンダム試作1号機 ゼフィランサス」は我々に新しいGP01の姿を提案してくれている。その1/144に凝縮されたディテール。原点に立ち返ったバランス。RGとして新たなエッセンスが詰まったGP01の姿を是非体験して頂きたい。また、こちら(リンク)では、RG フルバーニアンも紹介している。こちらも同様に素晴らしい仕上がりになっているぞ。

RG 1/144 RX-78GP01 ガンダム試作1号機ゼフィランサス
バンダイ/発売中(2013年7月27日発売)/2,625円(税込)/1/144スケール(全高約13.5cm)/購入はこちら:ホビーサーチ

©創通・サンライズ
画像はリアリスティックデカールを貼っていない状態です。

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