エロスに惑わされるな!? 高密度の造型美を誇るイグニスをレビュー!

04.01.2013 · Category レビュー

 人と魔物の関わりや独特の死生観が強烈な印象を残す「塵骸魔京(じんがいまきょう)」。このNitoro+ならではの世界観やキャラクター、そしてストーリーを未だに根強く支持するファンも多い作品です(音楽も素晴らしいのです)。原作ゲーム発売からそれなりに経過するにもかかわらず、こうしてフィギュアが発売されるというのも、そうした人気あってこそ。

 そんな「塵骸魔京」から、人類の3つの守護者のひとつにして“最も気高き刃”とも呼ばれるイグニスが発売となります。しかも、彼女のエピソードにおいて非常に印象的な花嫁衣装でのフィギュア化です。イグニス本人もそうですが、この花嫁衣装も人気のモチーフですよね。花嫁衣装なのにボンテージ! というところが、キャラクターデザインのNiθイズムあふれるデザインです。

■ただのウェディングドレスじゃないうえに、刀を構えたポーズと、デザイン的にもディテール的にもいろいろと欲張っている意欲作なのです

 ドレスのスカート部分はクリア素材によってレース生地の軽さや薄さを表現するとともに、そのふわりとした生地の質感を造型によって再現しています。また生地が幾重にも重なる表現や裾が翻る様子もたいへん見応えがあります。

■衣装のボリュームに負けない密度の高いディテールが施されているのが分かります。光を透過するクリア素材によって非常に美しい仕上がりで、生地の連なる様子などもため息もの!

 ドレスの胴体部分も、素材や塗装方法を変えることで、レースやレザー、シルクといった生地の違いを再現しています。それらがボンテージ風の大変メリハリの利いたディテールや隙間から覗く素肌とあいまって、大変魅力的な造形美を生み出すに至っています。

■花をあしらった純白のドレスと、各部のベルトによるハードなイメージの融合が素晴らしいデザインです

■そうした高度なデザインを破綻することなくフィギュアで余さず再現されているのもすごい! 刀のブーケなどもものすごい造型です

■胸元やお腹付近の透過素材によって綺麗な肌が透けて見えているのですが、エロチシズムよりもむしろ絵画に描かれた女神のような神々しさすら感じさせます。プリントされているレース模様が良いアクセントにもなっていますね

 顔は、原作からは少し萌え系の可愛らしい顔立ちになっています。ルートによっては問答無用で主人公の克綺をぬっ殺してくれる彼女ですが、こちらは彼女ルートでの衣装ですし、やはりかなり柔和なイメージです。とはいえ刀を構えた剣呑な出で立ちであり、イグニスらしい優美でありながらデンジャラスという二面性を孕んだ実に格好良いたたずまいを見せてくれています。

■ドレスだけでなく髪の毛やブーケから伸びる刀身など、非常に複雑、そして密度の濃いデザインを見事に立体化しています

■この角度だと笑みを浮かべたような可愛らしい表情がさらに際立ちます。ボンテージ風のウェディングドレスの合間に見える素肌も目を惹きますね。本当に見所が多いのです

 また、複雑な跳ね方をしている髪の毛も見所と言えるでしょう。花や天使の羽の飾りがあしらわれていて花嫁を感じさせる一方で、髪の毛のシャープな流れも目を惹きます。髪の毛の赤はイグニスの名にふさわしい炎の激しさの現れ。このフィギュアでもそのシャープかつ勢いのある造型に彼女の凛々しさが表れているかのようです。

■なぜか?(笑)イグニスフィギュアでは定番ともいえるギミックになっていますが、このイグニスも衣装をすっぱりと脱がせることができます

■ドレスは胸元だけを取り外すことも可能です。さらにすべてを取り外すことも!

■イグニスの特徴でもある髪の毛の造型も非常に凝っています。シャープなディテールにもご注目あれ

 細部の造型へのこだわりはもちろん、キャラクター性をもしっかりと再現された実に良くできたフィギュアといえるでしょう。ファンの人はもちろんですが、原作など知らなくても、ウェディングドレスを身に纏った異世界の女剣士として非常に魅力あふれるフィギュアです。ぜひ手にとってそのディテールや素材選択をも含めたトータルの完成度の高さ、そして、あふれる肢体の魅力を存分に堪能していただきたいものです。

塵骸魔京「Ignis of the endless winter ~神去りし野に踊る雪のイグニス~」
オーキッドシード/発売中(2013年3月発売)12,400円(税込)/1/7スケール 全高約24.5cm/原型製作:石山 智

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