ガ軍戦艦を簡単に格好良く作ってみるっ!

03.02.2013 · Category レビュー

 4月からのテレビ放送も決まった好評の「宇宙戦艦ヤマト2199」。ヤマトや連合宇宙艦隊の艦船に続き、ガミラス艦も発売中です。すでにバンダイからは1/72スケールのコスモゼロも発売されていますが、今回はキットレビューも兼ねて、この「ガミラス艦セット1」を前回の連合艦隊セットと同様の簡単仕上げで作ってみました。

 セットになっているのは、デストリア級航宙重巡洋艦とケルカピア級航宙高速巡洋艦の2隻。旧作ファンにとっての“ガミラス艦”ともいえるデストリア級。そして、一回り小さいながらも、艦首の発光部分が4つあるという奇怪な姿ともいえるケルカピア級。いずれもその生物的ともいえるシルエットや船体を構成する曲面構成が見事に再現されています。

■発光部分だけ塗装した状態でもこの通り。ガミラス艦特有のデザインを格好良く再現しています。本体カラーであるグリーンの色合いも良い感じです

 見る角度によって長くすらりとしたラインに見えたり、逆に非常に目の大きな愛嬌たっぷりの表情を見せてくれたりするところなども非常に魅力的。また細部のディテールも適度な太さでパネルラインなどがモールドされていて、シンプルに見えて意外と情報量が多いのです。スミ入れなどを行うと非常に映えますね!

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■標準的な巡洋艦で登場機会も多いデストリア級。大きさに比して以外とシンプルなデザインですが、艦橋周りには細かなディテールが施されています

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■見る角度によってこれくらい雰囲気が変わるのです! 旧作だとこんなイメージじゃないですか?

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■船体が細くより精悍なイメージのケルカピア級。デストリア級より一回り小さいですが、こちらのほうが細かなディテールが多いです

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■一体成形ながら砲口もしっかりモールドされています

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■発光部分は半透明のパーツになっているので、技術のある人なら実際に発光させることも可能!?

 組み立ては本体だけなら非常に簡単! 10分とかからず形になってしまいます。思わず製作途中の写真を取り損ねるところだったくらいに一瞬で出来上がってしまいます。ただし、ガミラス艦特有の非常に細かい突起パーツがあって、これはさすがにピンセットのお世話になりました。それと、連合宇宙艦隊セット同様、今回も接着剤必須です。

 簡単に組み上がるとはいっても、甲板や船底を別パーツにするなどといった巧みなパーツ分割で、剛性も高く、分割線もほとんど表に出てこないようになっています。特に剛性に関しては、連合宇宙艦隊セットからさらに進化した形で、桁を使わずに艦首から艦尾に向けて順番に船体を挟んでいくことで強度を高めるような構造になっています。パーツ精度があっての構造ですが、こうした不断の努力がバンダイの今の技術力の高さを支えているのでしょうね。

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■単純な輪切り構造ではなく、順番に挟み込むような構造になっているので、パーツ数を抑えて組み立てやすくしながら、強度も保てるようになっているのです

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■3mm程度の突起パーツ。ケルカピアは特にこの数が多いです。これをプラモデル用接着剤で貼り付けていきます。ピンセットがあれば比較的楽に作業できますよ

 発光部分にはデカールが付属するのですが、貼るのが逆に面倒くさいという人は素直に塗装してしまうのもアリです。塗装する際は、クリームイエローで全体を塗って、オレンジ色のスプレーを先端にちょっとかかるくらいの感じで吹けば良いでしょう。

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■発光状態と待機状態の2パターンを再現できるデカールが付属します。ですが、三次元曲面の内側に貼らなければならないので、今回の工程で一番難易度が高い部分かもしれません。作例では仕上がりを考慮して塗装することにしました。パーツ分けされているので、必要な塗料さえあれば5分で完了です!

 というわけで1時間もあれば発光部分を塗っても2隻とも完成してしまうでしょう。そこで、もうちょっと手を加えてみましょう!


 といっても、前回同様、フラットクリアを全体に吹いてスミ入れと部分塗装を行うだけです。部分塗装が必要な箇所は、発光部分の他、艦首のダークグリーンと艦橋の窓などの黄色の部分です。艦首はパーツ分けされているので、組み立て前に塗ってしまうと楽でしょう。

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■というわけで仕上がったのがこちら。たいした手間をかけていませんが、かなり変わったのではないでしょうか?

 スミ入れは、単にスジボリに流すだけではなく、いわゆるウェザリングをしてみました。作業内容はシンプルで、タミヤのスミ入れ塗料を溝や凹んだ部分に流し込みます。そして、エナメル塗料の溶剤を付けた綿棒で余分な塗料を拭き取っていきます。この際に、縦方向だけに綿棒を動かして上から下にかけて筋が残るようにするだけです。難しく聞こえるかもしれませんが、拭き取りの際に「綺麗に拭き取らない」だけなので、むしろ楽しいくらいです(笑)。

 宇宙船が地上の船のように汚れるのか? という疑問もあるかもしれません。ですが、劇中でも雨の中飛び立っていくシーンがあり、停泊する場所では風雨にさらされているようなので、あながち間違いではなさそうです。加減についてはボックスアートも参考になりますね。

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■もっともスタンダードなイメージのガミラス艦であるデストリア級。大柄ではありますがパーツ構成はシンプルで組み立てやすいのです

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■シンプル故にスミ入れや汚しが一層映えます。舷側の三連装陽電子カノン砲の砲身は強度確保のためパーツが繋がっているのですが、スミ入れをするとそれも目立たなくなります

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■ケルカピア級は艦首の発光部分が4箇所あるので、これまた見る角度で印象ががらりと変わります

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■艦橋の窓は小さいですが、ディテールが細かく、6基の魚雷発射管も良いアクセントになっています

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■ベースへの取り付けは連合宇宙艦隊セットと同様。腹側のパネルを取り外してベースを取り付けます。接続部は円筒形になっているので、傾きを付けて飾ることも可能です

 ちなみに、今回はスミ入れ塗料のブラックを使っていますが、お好みでブラウンやグレーを使っても良いでしょう。複数の色を使ってみるとより深みが増すことでしょう。

 また、スミ入れ塗料は十分薄めてありますが、簡単にスジボリに色を付けるのに丁度良い濃さになっています。今回のようにうっすらと汚れを付ける際にはさらに薄めてから使っても良いと思います。

 プロのモデラーだと、ブラックとブラウンを混ぜるなどといったカスタマイズもしたりするそうです。自分にとって使いやすいようにいろいろ試してみると、便利なツールやマテリアルがさらに使いやすくなります。

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■タミヤのスミ入れ塗料を使いました。エナメル塗料を自分なりに薄めてもOKですが、こちらなら適度な濃度になっているうえ筆付きなので手軽に利用できます

 このガミラス艦セットも透けないPS素材なので、フラットクリアを吹くだけで全体を同色で塗装したかのような質感が得られます。また、コーティングしておくことでエナメルがプラを犯し難くなるメリットもあります。ガイアカラーのexフラットクリアを使用しています。このガイアカラーのフラットクリアは白くなりすぎず、半つや的なきめの細かいフラット仕上げになるので、キャラクターモデルにオススメです。

 あとは、艦橋をイエローで塗りました。今回はガンダムマーカーのイエローを塗ってはみ出した部分をカッターで削っています。地色を活かしているからこそできる手法ですね。カッターで削るのが怖いという人は、ここもタミヤのエナメル塗料で塗ってはみ出した部分をエナメル溶剤で拭き取ると良いでしょう。

 工程としては、艦首を塗っておく→組み立てる→フラットクリアを塗る→スミ入れを行う→艦橋をイエローで塗ると組み立て含めても5工程だけです。それだけで見違えますので、ぜひお試しください。

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■拭き取りは綿棒に溶剤を付けてこすっていきます。フラットクリアで表面がざらついているので実は簡単に綺麗になりません。ですが、その残った筋がスケール感を出してくれるというわけです

 なお、今回はおまけとして反射衛星が付いてきます。冥王星の戦いで一度はヤマトを海に沈めた兵器ですね。反射板がパールカラーの別パーツになっているので、こちらも黄色い部分を部分塗装するなどガミラス艦と同様の仕上げを行いました。

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■専用のディスプレイスタンド付きで、反射板の開閉を選択して作ることができます

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■「ヤマト2199」では単なるやられ役ではない活躍も見せているガミラス艦。他の艦艇も発売されて欲しいですね

 4月からのMBS・TBS系での全国放送も決まった「宇宙戦艦ヤマト2199」。メインのヤマトだけではなく、ガミラス艦もぜひ手に入れてみてください。ヤマト、連合宇宙艦隊セット、ガミラス艦セットといずれも同じ1/1000スケールなので、大きさも掴みやすく、アニメを見るときの臨場感が増すこと請け合いです。簡単フィニッシュも見映えがかなりよくなるので、一緒にお試しあれ!

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199 ガミラス艦セット1
バンダイ/発売中(1月発売)/3,990円/1/1000スケール

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©2012 宇宙戦艦ヤマト 2199 製作委員会

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