「クラッシャージョウ デザイナーズノート」ついに刊行!書籍内容を紹介

03.24.2016 · Category ニュース

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 SBクリエイティブより発行の『クラッシャージョウ デザイナーズノート』が、いよいよ発売となる。早いところではすでに店頭に並び始めているところもあるので、興味のある人はぜひ店頭でチェックしてほしい。

 今回のデザイナーズノートは、当時劇場版『クラッシャージョウ』の制作スタジオの中心であった安彦良和氏率いる九月社でアニメーターとしてキャリアをスタートさせたばかりの佐藤元氏より、幻の原画の一部が提供されたことから企画が立ち上がっている。

(なお、余談であるがGA Graphicが編集した書籍の奥付まですみずみをご覧の方は常々疑問に思っていたかもしれないが、同姓同名のスタッフはかの佐藤元氏とはまったくの別人である。念のため)

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 フィルムを完成品とするならば、原画とは工程の中で生まれる「過程」の一部品でしかない。今回の取材で判ったことでもあるが、同じシーン同じカットでも複数の人が繰り返し描いては完成に近づけていく、その中の1枚でしかないのである。だから破棄されることも珍しくなかったし、一部とはいえ残されていたことは奇跡といってもいいだろう。

 佐藤氏から寄せられた原画はいわゆる「修正原画」と呼ばれるもので、原画マンが描いたものに作画監督である安彦良和氏が修正を加えたものだ(完成の原画は、これを元にさらに原画マンが清書して仕上げる)。

 そこには、流麗かつ厳密なアニメーター・安彦良和のタッチがある。

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 本書は、1980年代半ば、ヤマトやガンダムを経て成熟していった日本のアニメーションが本作においてどのように結実したのかを、主として作画面から照らして出してみた。とても全貌を深く明らかにするにはなにもかもが足りていないが、あえていうならば、本作をよく知るファンこそ、この本を手掛けた我々よりもより多くのことを想像によって補完できるのではないか。

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 本書には、原作者・高千穂遙氏と安彦良和氏による対談、及び安彦良和氏と佐藤元氏の対談を収録。現在に受け継がれる「第一原画」「第二原画」のシステムが安彦氏の提唱によって考案されたものであることを含め、『クラッシャージョウ』がいかにしてアニメーション映画化されたのか、そして本作が日本のアニメ業界、そして日本SF界でどのような位置づけにあるのかを、本人たちの証言を元に検証する。

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 また、サンライズに保管されていた本作に関する画稿や資料のすべてを掲載している。かつてメディアになかなか出てこなかったゲストデザインなども掲載。『クラッシャージョウ』ファンにはぜひ書棚に加えていただきたい一冊である。

劇場版クラッシャージョウ デザイナーズノート
発行:SBクリエイティブ ホビー編集部
発売日:2016年3月下旬発売予定
価格:3,132円(税込)
仕様:A4変形・144ページ/カラー・モノクロ
購入はこちら:Amazon.co.jp

©高千穂&スタジオぬえ・サンライズ

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