マスターファイルの作り方

10.15.2015 · Category ニュース

 みなさんこんにちは、書籍に限らず、何かを作る時にはそれがどんな物なのかを共有するための設計図みたいなものが必要です。マスターファイル製作時にも、ざっくりそのようなものを作っています。

 書籍製作の場合、ページを構成する要素を大雑把に割り振った絵コンテというか仮のレイアウトを作ります。マスターファイルは担当デザイナーさんが超優秀なので(※逃げない、諦めない、眠らない、なんとかしてくれる……です)ほぼお任せなので、レイアウト指示は凄く曖昧。「スバッと大胆で。ビシっと切れた感じでお願いします」と適当な擬音でごまかしてデザイン作業をお願いすることが多いいです(本当はダメです)。


■レイズナーのレイアウトイメージ。実際に書籍として完成したデザインとは異なる、本当の妄想的初期稿である


■CGとか作っている割に、ラフは何度も消したり描いたりするのでノートとシャーペンという超アナログな作業です

 しかし、たまには今回発売した「マスターファイル SPTレイズナー」のように編集部でラフを切って作業に進めてもらうことも有ります(※普通の編集部では毎回おこなわれています)。

 とりあえず落書きレベルで全体のイメージを考案してみます。編集者は基本的には絵がかけなかったり、作家になるほど文才に恵まれていなかったりするけど、それでもなお何かを作りたい人がなる職業の一つです(個人の意見です)


■大体はノリで作りますがCGカット案もたまにメモします。稀です


■CGモデルに入れる関節の指示です。構造はこんな感じ的な覚書です

 そんなわけでラフ案はノートの落書きレベルでOK! とにかく勢いで進めます。なんでもいいので描き殴ります。会社で作業していると学生時代に授業中に落書きしているような感覚を思い出します。

 2日ほどかけて出来上がったデザイン案はイラストレーターさんやデザイナーさん、そしてライターさんたちに見てもらいます。すると「ああ、今回はこんな本が作りたいんだな」と皆が勝手に解釈し、適当なラフを具体的なデザインへと変換してくれます。そしてラフ案からは想像もできない素晴らしいイラストやレイアウトが次々と完成していきます(実際は厳しい締め切りという成約の中、息も絶え絶えで作業してもらっていますが……)。レイアウトは試行錯誤がおこなわれるので、バージョンが24くらいになります。


■表紙ラフです

 編集が作る適当なアイディアラフは、クリエイティブを担当するクリエーターたちが「酷い落書き……俺がちゃんと描かないと! デザインしないとヤバイものができてしまう」と危機感を引き出し、やる気を歓喜するためのものでもあるのです。

 現在GA Graphicではユニコーンガンダムの書籍を鋭意製作中です。その後はガンプラの楽しい作り方を紹介する本を作りつつ、久しぶりにVFマスターファイルを作ろうと思い、企画書を製作中です。それではまた。


モビルスーツアーカイブ RX-0 ユニコーンガンダム SBクリエイティブ刊/ISBN:978-4797382464/2,808円/2015年10月31日発売予定/128ページ(レンダリングに7時間掛かりました、宜しくお願いします!)

©創通・サンライズ

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