舞台でデカルチャー!『マクロス ザ・ミュージカルチャー』公演中

10.04.2012 · Category ニュース

 

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 10月3日より東京ドームシティホールで公演が始まった「マクロス ザ・ミュージカルチャー」。アニメファン的には、「マクロスでミュージカル?」と思うかもしれない。ところがどっこい、マクロスといえば、歌は切っても切れない重要なエッセンス。こちらの舞台でも、シェリルやランカ、ミンメイ、そして、ファイヤーボンバーといった、歴代の数々のナンバーをライブのように楽しみながら、同時にドラマも楽しめるという、マクロスファンならばこそ思い切り楽しめる内容になっている。

 物語の舞台となるのは、2062年のマクロス29(ツーナイン)という、非戦闘主義を掲げた移民船団。しかし、経済が困窮し、船団内の闘争本能を押さえきれないゼントラーディたちが「ネオ・ゼントラン」という武力再興主義を掲げ勢いを増すようになってきていた。そんな中、市長のセルジュ・コーバン=グラスは、状況打開のために「ミス・マクロス コンテスト」の開催を宣言する。

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 気になる三角関係を構築するのは、歌うことのできなくなった女の子、さくら・クロフォード(吉井香奈恵)と、義足となりダンサーの夢を捨てたアッシュ・アンダーソン(土屋シオン)。そして、「ネオ・ゼントラン」を率いるリーダー、ヴィーゴ・ボルグリア(広瀬友祐)の3人。ヴィーゴもかつてはアッシュとともにダンサーを目指す仲間であり、3人は親友だった。しかし、「ネオ・ゼントラン」が起こした暴動事件こそ3人の夢を打ち砕いた原因。なぜ、ヴィーゴが「ネオ・ゼントラン」のリーダーに!? と5年ぶりの再会にもかかわらず、我が目を疑う思いのさくらとアッシュだった。

 そうした3人組の物語に、ヴィーゴの妹で「ネオ・ゼントラン」の歌姫ダリル、娘々の武闘派店長ソニア、アッシュがスクラップ置き場で拾った壊れかけロボットのエル、市長の娘で高飛車だけど切れ者のお嬢様シャルロットが絡んでくる。

 兄のために文化的なゼントラーディを印象づけたかったダリル。第一次星間戦争でミンメイの歌を聴き、文化を取り戻すために戦ったゼントランを祖父に持ち、「ネオ・ゼントラン」のやり方が気にくわないソニア。父の人気回復のため、そして自らもアイドルを夢見て「ミス・マクロス」を開催させるシャルロット。夢を失ったアッシュと彼のそばに居続けたさくらの2人を見つめ続け、「心」が知りたいと歌を歌いはじめるエル。それぞれの想いを胸に、彼女たちはミス・マクロスへとのぞむ。そして、さくらも……。

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 のっけから「トライアングラー」を5人の歌姫たちが絶唱するという、アニメのオープニング的な始まりをしたかと思えば、第1幕のラストではドラマから「ノーザンクロス」にフェードインしていくというこれまた、アニメを彷彿とさせる展開を見せてくれるあたり、アニメを見てきたファンなら思わずニヤリと来るはず。そうしたマクロスのエッセンスや設定が随所に盛り込まれていて、歌を楽しみながらも、「そうきたか!」と楽しめること請け合い。地味に端々に登場するゼントラーディ語もしっかりと考証されていたりして、その丁寧な演出はまさにマクロスファンにこそチェックして欲しいところ。

 しかもラストのバトルアクションシーンは、歌姫たちが歌いながらのアクションシーンとなっていて、マクロスの歌をバックに決戦バトルを行うというお約束も踏襲する抜かりの無さ。歌姫のうち2人がゼントラーディで、歌いながらのバトルもこなしてしまったり、意外と強いお嬢様のシャルロットもしっかり活躍するなど、歌姫自らが実際に戦うあたりはちょっと新鮮。

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 シティ内で流れているという設定のランカのCMもほぼ全種類再現されていて、ここもファン的にはニヤリとさせられる。これがまた再現度が高いのだ。なお、今回イラストレーターの左氏がキャラクターデザインを担当しているが、そのキャラクターや衣装の再現度、可愛さも見所と言える。メカであるエルは舞台の多くのシーンでは設定上かなりポンコツな衣装なのだけれど、オープニングの漆黒の衣装やミス・マクロスでの純白な衣装などピンポイントで非常に凝った衣装が用意されているのも、見逃せない。

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 全くのオリジナルキャラクターで展開しているのだけれど、どのキャラクターも実に魅力的だ。随所に漫画的な表現も多数あって、肩肘を張った印象もなく、舞台の隅々に見所が隠れている。マクロスファンなら楽しめること請け合いというか、純粋にマクロスファンのためのミュージカルといって差し支えないレベル。10月8日の連休最終日まで演っているので、もし時間があるようなら、お馴染みの曲を聴きながらこの新しいマクロスワールドを楽しんでみてきて欲しい。マクロスファンならきっと楽しめぞ!(チケットは好評発売中、当日券も用意されているのでこちらをチェックしてほしい!

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 なお、会場ではパンフレットやTシャツの他、30周年記念グッズの1つで、BE@RBRICKとのコラボレーション商品である「NYaN3BE@RBRICK(にゃんにゃんにゃんベアブリック」が先行発売されている。チャイナドレスにお団子頭のMinmay Dollにご注目! イベント特価5,200円。

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 会場には、DX超合金VF-29 デュランダルバルキリー(30周年カラー)も展示されていた。スカルマーキングやS型的なカラーリングがなんとも格好いい!

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 フィギュアーツZEROの「シェリル・ノーム(黒うさぎ)」も公開! 妖艶なコスチュームやレザー素材の質感などにもご注目。

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 同じく、サンキョーのパチンコやパチスロ台も展示されていた。台の中にシェリルやランカのフィギュアが入っていたり、フォールドクォーツがせり出してくるかなり凝ったギミックもあって、なかなか面白そう。

©2012 ビックウエスト / ザ・ミュージカルチャー製作委員会

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